古文の書き方 助動詞K 解答編

@バラのごとし

格助詞「の」+「ごとし」の終止形。解説不要ならむ。「バラがごとし」も可なり。

A逢はしめけり

現在形にあらねば、過去の助動詞「けり」をつけたり。詠嘆風のごとくみゆれば「けり」とすれど、「き」や、完了の助動詞「り」や「たり」を使ひてもあしからざらむ。「あはせけり」「あはさせけり」も可なり。

B感ぜらる

「感ず」はサ行(ザ行?)変格活用なれば、「る」にはあらで「らる」とすべし。さにあらずんば「ら抜き言葉」となるべし。

C刺されたり

「さす」の未然形+「る」の連用形+「たり」の終止形なり。さすは四段活用なれば、「らる」ならで「る」とすべし。
ことにかたきところもなからむ。他なる助動詞の接続など、あやふきところあらば、助詞編に入らむ前に復習せなむ。
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