古文の書き方 用言の活用A 練習問題解答例

さて、解答例なり。

@捨て(連用形)

「捨てる」は下一段活用動詞なれば、さながら下二段活用にすべし。古語にすれば終止形は「捨つ」となりて、連体形は「捨て」なり。

A着(未然形)

「着る」は上一段活用動詞なり。現代語の上一段活用動詞は、古語の上一段活用となるもの、古語の上二段活用となるものの二つありき。「着る」は前者なり。されば、終止形は「着る」、未然形は「着」が正解なり。

B見よ(命令形)

「見る」も「着る」同様に上一段活用動詞となる例外なり。命令形は「見よ」とすべし。

C落つる(連体形)

「落ちる」は現代語の上一段活用なり。古語の例外のうちにあらねば、下二段活用とすべし。連体形は「落つる」なり。

D来れ(已然形)

「来る」は前回紹介せしカ行変格活用なり。されば、已然形は「来れ」が正解なり。

E朽つ(終止形)

「朽ちる」も、現代語の上一段活用にて、例外のうちに入らねば、さながら上二段活用とすべし。終止形は「朽つ」なり。

練習問題の難度はいかに?心得がたき所あらば、ツイッター上にて聞きたまへ。いとレベルの高きことは、えいらへぬことあれど…。
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