生きよ、汝はきよらなり

— やむごとなき名言botさん (@meigen_heian) 2012年9月27日

出典

「生きろ、そなたは美しい」
映画「もののけ姫」より。アシタカがサンにむけて放ったセリフです。ネタバレになりそうですし、「もののけ姫」をわたしが見てないのでよくわからないですし…ということで詳しくは映画を見ればいいと思うよ!…。

注釈・解説

生きよ(カ上二・命令)、|汝(名)|は(係助)|きよらなり(形動ナリ・終止)

☆生きよ
「生きる」は文語だと「生く(いく)」です。四段活用だったり上二段活用だったりするようです。今回は上二段活用で命令形にしました。四段活用にすると「生け、」となって字足らずなので…。古語で命令文を書くときには、上一段・下一段活用の場合は「ろ」を「よ」に変えて、五段活用の場合はそのまま、もしくは「べし」を使うなどすると、それっぽくなりますよ。

☆いろいろな「うつくしい」
古文にはたくさんの「うつくしい」を意味する言葉があります。ちょいと紹介します。かなり美学的な話であんまりよくわからないかもしれません…。
ずいぶん多くなってしまいました!!たぶんまだあると思います。これだけ多くの言葉があるので、昔から多くの美的概念があったということですね。私なんかは、いくつか「これ同じ意味じゃね…?」と思ってしまうのですが、それは私の美的感覚が残念だからでしょう。「最近はこれらが全部『ヤバい』になっている」…とまでは思いませんが、「かわいい」と「きれい」の二つだけにはなっている気がします。良い悪いはともかく、少し寂しいですね。

関連項目


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